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INTERVIEW
名医インタビュー
2025.06.05
内科
東京

喘息治療の名医
【岸本久美子先生/ハピコワクリニック五反田・田町三田駅前内科・呼吸器内科・アレルギー科】

まさてる散歩〜あなたの街の頼れるクリニック訪問〜

東京都品川区東五反田の「ハピコワクリニック五反田」、そして港区芝の「田町三田駅前内科・呼吸器内科・アレルギー科」。両クリニックの統括院長を務める岸本久美子先生は、内科・呼吸器内科・アレルギー科の専門医として、地域医療に深く貢献されています。今回の取材では、岸本先生が開業された経緯、注力されている喘息治療の重要性、五反田・田町への想いについて、詳しくお話を伺いました。

患者さまの「人生」に寄り添う、切れ目のない医療を目指して

   

____先生が医師を目指したきっかけについて教えてください。

私の実家が会社を経営していたこともあり、将来どんな職業に就きたいか、ということを小学生時代から強く意識していました。「人に感謝される仕事」「何歳になっても働ける仕事」「女性でも続けられる仕事」の三つの条件を満たす職業に就きたいと思い、いろいろな職業から候補を絞っていった結果、医師という選択にたどり着きました。

____診療科の中でも、内科・呼吸器内科・アレルギー科を専門に選ばれたのはなぜでしょうか?

研修医時代は「全身性の病気を診る」ことに関心があったので内科へ、そこからさらに呼吸器内科の道へと進みました。呼吸器内科を選んだのは当時の恩師の影響もありましたが、内科の中では専門医の人数が比較的少なかったこと、喘息やCOPD、感染症、腫瘍といった幅広い病気に対応できることも動機になりました。呼吸器内科と密接な関連があるアレルギー科専門医も取得しています。

____先生がご自身のクリニックを開業された理由について教えてください。

病院の勤務医として喘息の患者さまを診療する中で、とくに気になっていたのが小児科から大人向けの診療科へ移行する際の「切れ目」の問題でした。患者さま自身も、時には医療者側も、喘息に対する理解や管理方法が十分でないケースが見受けられました。

「小児から成人まで一貫して喘息患者さまをサポートできる場所を、いつか自分で作れたら」という思いが募り、最初に開業したのが五反田の「ハピコワクリニック五反田」です。その後ご縁があり、田町・三田エリアにも「田町三田駅前内科・呼吸器内科・アレルギー科」を開院する運びになりました。

包括的な喘息管理でアクティブな生活をサポート

____先生が力を入れている治療について教えていただけますか?

私がとくに注力しているのは喘息治療です。喘息は適切に管理をすれば、健康な人と変わらない生活を送ることができます。ただしそのためには、患者さま自身が喘息という病気を正しく理解し、日々の治療を継続していくことが非常に重要です。当院では単にお薬を処方するだけでなく、患者さま一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイドの治療計画を立て、丁寧な説明と教育を行うことを重視しています。

____実際にクリニックで喘息の相談や治療を受ける場合、どのような流れになりますか?

初診では、これまでの症状の経過、アレルギー歴、生活環境など詳しい問診を行います。さらに呼吸機能検査や呼気NO検査、必要に応じて胸部X線検査やアレルギー検査などを行い、現在の喘息の状態についてご説明します。喘息が起こる理由やお薬の役割などもお話するので、不安な点や分からない点があったら遠慮なく質問してください。

治療の必要性について十分ご納得いただいた上で、患者さま一人ひとりに合わせた治療目標と具体的な治療計画を立てます。定期的に通院していただき、症状の変化や検査結果を確認しながら継続的なモニタリングとお薬の調整を行います。

____医師としてやりがいを感じる瞬間はどのような時ですか?

患者さまが何の制限もなく生き生きと日常生活を送る姿を見聞きした時に、一番やりがいを感じます。たとえば小児喘息で通っていた子が運動会で元気に走っていたり、オフィスワーカーの方が楽しそうにランチに出かけたりする姿を見かけると、感動で胸が熱くなりますね。患者さまの日常を医療で下支えできていることを実感すると、医師としての喜びを強く感じます。

医師の自分を支えてくれた地域、そして患者さまへの思い

____先生が日々の診療において大切にされていることは何ですか?

限られた診療時間の中で信頼関係を築き、必要な情報を的確に伝えるという点です。患者さまは治療の目的や方向性、今後の見通しが分からないと非常に不安になるものです。ですから、具体的な治療期間の目安や、次の検査のタイミング、期待できる状態などを可能な限りお伝えし、安心感を持って治療に臨んでいただけるよう心がけています。

____五反田、田町への思いについて聞かせてください。

最初に開業した五反田は、私自身が子育てをしていた地域でもあり、多くの方々に支えていただきました。感謝の気持ちを少しでも地域に還元したいという思いから、クリニックでの診療に加え、保育園の園医も複数個所で務めています。これからも、さまざまな形で五反田の皆さまに恩返しをしていきたいです。

田町のクリニックは、港区から五反田のクリニックへ通われる患者さまが多かったことから利便性を考えて開業しました。仕事に育児にと多忙なアクティブ世代が多い土地柄なので、地域の方々が日々を生き生きと活躍できるよう、医療の面から支えていきたいです。

____最後に、この記事をお読みの患者さまへメッセージをお願いします。

私たちは、患者さまに正しい医療知識を理解していただき、ご自身の治療に積極的に参加していただくことを何よりも大切に考えています。とくに喘息のような慢性疾患は、医師と患者さまが信頼関係を築き、二人三脚で治療を継続していくことが重要です。

すでに喘息と診断されている方でも、「今の治療で本当に良いのだろうか」「もっと詳しい説明を聞きたい」といったご希望があれば、ぜひ一度ご相談ください。一人ひとりに合った最適な治療法を一緒に考え、皆さんが健康で自分らしい毎日を送れるように、全力でサポートさせていただきます。

<プロフィール>
ハピコワクリニック五反田・田町三田駅前内科・呼吸器内科・アレルギー科/
統括院長 岸本 久美子(きしもと くみこ)

東邦大学医学部卒業後、東邦大学医療センター大橋病院での研修を経て呼吸器科へ入局。その後、東芝病院(現 東京品川病院)にて内科医として勤務し、呼吸器内科専門医・内科専門医・アレルギー専門医として多くの臨床経験を積む。喘息治療においては、小児期から成人期への移行期の患者管理や、患者教育の重要性を提唱。地域医療に貢献したいという思いから、「ハピコワクリニック五反田」、続いて「田町三田駅前内科・呼吸器内科・アレルギー科」を開業。両院の統括院長として、患者さまを中心に据えたオーダーメイドの医療を提供している。

<専門分野>

内科 呼吸器科 アレルギー科

<資格>

日本内科学会総合内科専門医・認定内科医 日本呼吸器学会専門医 日本アレルギー学会専門医 日本呼吸器内視鏡学会専門医 日本喘息学会喘息専門医

<所属学会>


問い合わせ
03-5442-4159

ハピコワクリニック五反田
公式ホームページ:https://hapicowa-clinic.jp/
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田町三田駅前内科・呼吸器内科・アレルギー科
公式ホームページ:https://tm-naika.jp/
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岸本久美子
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くみ先生(岸本久美子)
Instagram:https://www.instagram.com/dr.kumi/

取材日: 2025年5月13日